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2020年大隈杯スピーチコンテスト結果ご報告

稲門英語会の皆様方へ

             2020年12月28日

       稲門英語会幹事長  曽我 正博
                    
歳末の候、稲門英語会会員の皆さまに置かれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

予てよりご連絡申し上げておりました「大隈杯スピ
ーチコンテスト」が、12月26日、大隈講堂並びにオンライン配信にて、無事開催されましたので、ご報告申し上げます。結果は残念ながら大隈杯奪還には至りませんでしたが、WESSの代表である河村さんをはじめとした10人のスピーチのレベルの高さ、そしてコロナ禍での大隈杯史上初めてのオンライン配信の実現と素晴らしい大会になりました。今般、対面開催並びにオンライン配信の実現に向けて大変ご尽力いただきました、中本尚志様(稲門英語会 執行部 副幹事長、1980年スピーチセクション)より、結果報告をご寄稿いただきましたので、展開させていただきます。

この1年コロナに翻弄されながらも、WESSの学生たちは、逞しく乗り切り、例年以上に貴重な経験をすることができたと思います。これもひとえに、OBOGの皆さまの温かいご支援のおかげであり、この場を借りて厚く御礼申し上げますとともに、来年も変わらぬご声援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

最後になりますが、皆様、コロナ感染にはくれぐれもお気をつけいただき、良いお年をお迎えください。

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お手伝い記: 中本尚志
     (稲門英語会執行部 副幹事長、
       1980年スピーチセクション)
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         2020年12月27日 記

2020年大隈杯スピーチコンテスト報告
ステージに立つということ

2020年という忘れられない1年。そしてWESS現役学生にとっても前例のない1年。
12月26日、大隈杯は2年ぶりに大隈講堂に帰ってきました。しかも、対面&オンライン配信というハイブリッド開催。47年の大隈杯史上初めての試みでした。詳細を報告する前に、時を戻します。

コロナ禍で大学の入学式も授業も開かれない中、当然WESS活動も大学からの通達で新入生勧誘を含め、休止を余儀なくされていました。キャンパスにも入れない1年生をどうやって勧誘するのか?学生たちはZoomやTwitterなどを駆使して逞しく活動を続けていました。それを知ったのは5月に稲門英語会執行部とWESS五役&セクションチーフとの間で開いた激励会(これもZoomです)。ドラセクは各自で同じ映画を観て、Zoomで芝居について語り合うなど地道に研鑽していると聞きながらも、大隈杯のリアル開催は難しいかな、と正直思っていました。前期のディベートやスピーチのオープン大会はオンラインで行ったところもあると聞き、また私自身がテレビ局勤務なので生放送や収録でリモート撮影を模索している実態を間近に見ていることもあり、大隈杯のオンライン開催を勝手に研究し始めました。

8月1日、サークル活動休止が解禁され対面活動を開始した矢先、四大学英語劇大会中止という衝撃的なニュースが飛び込んできました。Waseda Production ‘20はのちに観客を入れての独自公演(11月29日埼玉・志木市民会館パルシティ)を成し遂げますが、四大がないという喪失感は現役学生、OBOGにどれほどのものか想像できません。

そんな中、9月5日、インナー大会であるAll Waseda Speech Contestが大学の規定を守りながら、オフラインでリアルに開催されました。先輩たちのスピーチをライブで見て、1年生がスピーチにも興味を持ってくれたことと思います。All Wasedaから繋がる大隈杯の大隈講堂での開催は12月26日に予約はされているものの、この段階で使用許可が大学から正式に出ているわけではありませんでした。講堂が使えても「無観客」、使用不可で別会場を探すーそんな最悪の事態に備えてオンライン開催の準備も並行してやっておこうと大隈杯実行委員長の今本梨乃さんと話し始めました。

大隈杯と並ぶスピーチ三大大会の福澤杯や天野杯をはじめ、今年の多くの大会はスピーカーやジャッジは自宅などからZoomで参加し、それをYouTubeのライブ配信に乗せるという方式です。会場にスピーカーやジャッジを呼んで開催したとしても、無観客にしてYouTubeライブ配信。ご覧になった方はお分かりでしょうが、映像と音がずれる場面が多く、回線状況が悪くて画面がフリーズして固まったり、スムーズな運営とは言い難いものでした。何より画質が悪いため、スピーカーのfacial expressionがよく読み取れません。また観客の拍手は効果音として入れていますが、タイミングが微妙にずれる等、ライブに勝るものはないとあらためて思い知らされました。

そこでプロの配信制作会社を入れることの模索が始まりました。実行委員長の今本さん、副委員長の永吉将大さんと、オンラインにした場合、どこまでの絵作りをしたいか検討し、同時に配信会社の選定に入りました。限られた予算の中、2社から見積もりを取り、学生のイベントだということで値引き交渉を行い、今回の会社に落ち着きました。二人を実際にこの会社に連れていき、進行やカット割りの打合せをしたり、私にとっては仕事の延長線上のようなWESS支援でした。

技術的な点では、大隈講堂では4台のカメラを使用、うち2台は固定、1台は常時ステージ全体をおさえ、もう1台の固定カメラでQuestionerを撮るという配置です。オペレーターの付くカメラ2台は人の動きをスムーズにおさえライブ感を出します。スピーカーとジャッジ紹介ではパワーポイントの静止画とカメラ映像を2分割にして配信に乗せたり、Q & A Sessionのやり取りはスピーカーとQuestionerを2分割で見せるという演出を施しました。さらにはスピーカーやジャッジ、優勝者などの名前のスーパーテロップも乗せましたので、もしかしたらオンラインで見た方が絵的には面白かったのではと思います。今回のライブ配信では500名の同時視聴にも対応できる環境を設定したので、稲門英語会のホームページおよびメール、SNSを駆使しOBOGに告知しました。12時間の時差がある地球の反対側のウルグアイやアメリカ西海岸で働くスピセクOBOGも見てくれたはずです。

そして迎えた12月26日。学生たちは8時30分に大隈講堂前集合、今年は受付での「密」を避けるため、来場者は小講堂の入り口から入り、そこで手の消毒、検温を終えて1階ロビーに上がるという導線です。ロビーには今年の大隈杯のコンセプトMUSEUMに因み、10人のスピーカーの顔をあしらった額縁が並びます。リアルに来場していただいたお客様にはドアマンが最高の笑顔でお出迎え。

大隈講堂は定員の1/4という入場制限が掛かったため、座席はかなりのソーシャルディスタンスが保たれていました。また、来場者はすべて事前登録制で指定席にするという徹底ぶりです。すべては感染防止対策のためで、この対応を行った学生たちには脱帽します。入場制限はあるものの、「集まり、ステージに立つ」ということができました。例年と違うことは、スピーカーとジャッジはマウスシールド着用、そして来場者も全員マスクをしているということ。

第47回大隈杯は5分遅れで、12時35分、配信と同時に始まりました。10名のスピーカーの中には同志社大学の方もおられ、新島杯に出場した私としては懐かしかったですし、京都から来ていただけるなんて感謝しかないです。私は後期のオープン大会のオンライン配信を研究のためにほとんど見ていたので、スクリーンを通して見ていたスピーカーを生で見られたのは感動的でありました。しかも大隈講堂という特別な場所は、生の声が普通よりも百倍も良く聴こえます。そんな幸せを与えていただき、大学サイドの開催への英断と学生たちの熱意に敬意を表します。

主要大会での優勝者が名を連ねる今年の大隈杯。三大大会の名に相応しい、レベルの高いものだったと思います。
結果は以下の通りです。

大隈杯スピーチコンテスト結果     

優勝: 秋山瑞思様(早稲田大学WESA)
  タイトル&テーマ:
  Let’s Change “Silent EX-education”
  (セックス教育)

2位 :有馬果歩 様(津田塾大学)
  タイトル&テーマ:
  Trapped Within Ourselves
  (セルフハンディキャッピング)

3位 :澤田昂志 様(同志社大学)
  タイトル&テーマ:
  Let’s Detect the Silent Killer
  (糖尿病の早期発見)


残念ながらWESSスピーチセクションチーフの河村ありささんによる10年ぶりの大隈杯奪還は叶いませんでした。しかし、決してほかのスピーカーに引けを取らないコンテンツだったと思います。河村さんのスピーチは、東日本大震災で体験したご自身の経験を導入に、地震が起こる「前」に取るべき対策、税金を払う際のひと工夫をテーマにしていました。タイトル「Be a Heroic Taxpayer」。同じスピーチで後期4回も優勝しています。デリバリーには天性のものがあると感じますので、今後のスピーチライフにますます期待がかかります。河村さんには後進の育成にも是非頑張ってほしいと思います。

長々と今年の大隈杯について綴ってきましたが、生活のあらゆる側面で「ニューノーマル」が上書きされていく中で、確かなことはまったく元の状態には戻らないということではないでしょうか。「集まり、ステージに立つ」という当たり前のことができなくなった2020年を起点に、WESSの3活動にも「ニューノーマル」がきっと確立されると期待しています。それには少しの想像力とちょっとだけ背伸びした創造力、それからOBOGのアドバイスと寄付金があれば 何とかなるのではと今年の大隈杯を振り返りながら思う次第です。

私は現役時代に先輩方から受けた恩を返さなくてはいけないと常々思っており、「恩送りのエコシステム」を確立し、持続可能なWESS活動を代々伝承できたらな、と思います。
来年も大隈講堂で会いましょう!

お手伝い記: 中本尚志
(稲門英語会執行部 副幹事長、
1980年スピーチセクション)

 WESS集合写真


 WESS河村さんスピーチ


 会場ロビー スピーカー額縁


 配信風景_QA中


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