2014年も残り1カ月を切りました。
日本社会は、ここ数年で政治も経済も社会の状況も大きく変化してきました。
日本という船は大きな荒波を受けて揺れ動き、船長の舵取りいかんでは日本丸が迷走
して座礁するか、あるいは難破する恐れもあります。
そうした中、この2日から衆議院議員選挙がスタートしました。
14日に投票が行われますが、自公連立政権は「争点はアベノミクスの評価。この道
(政策判断)しかない!」と表明。
しかし、選挙の争点は当然に現政権に対する中間評価となるでしょう。
この2年間の安倍政権の行ってきた、「アベノミクス」は勿論のこと「消費税8%への
増税実施」「集団的自衛権の行使容認の閣議決定」「特定秘密保護法の制定」「原発
再稼働の確認」「医療・介護保険料等の引き上げ」「TPP交渉への参加」「福島第一
原発の事故処理」「沖縄の普天間基地の辺野古への移設」等々。
前回の総選挙後、初めてこれらの重要施策が国民の信任を仰ぐことになります。
今回の選挙は、前々回の民主党の政権獲得、前回の自民党の政権奪還より、数倍も重
要な性格を帯びていると言えるでしょう。
単純化して表現すれば「これからも安倍首相に全てを任せ、白紙委任する」か否か。
「この道」でいいのかどうか。
これからの日本の命運を決定づける歴史的な選挙になる、と私は思っています。
「株が上がればいい」「中国、韓国を軍事力で威圧すれば、溜飲が下がる」などと、
各論での自分の損得勘定や感情だけで判断して投票してたら、あとで泣きを見るのは
いつも有権者・一般国民。
冷静に幅広く考慮し、日本社会の行く末に思いをはせながら投票に向かいたいもので
す。
勿論、政治に対する関心・批判・協力・参加が国民の権利と義務。
それと共に、国民一人一人の有りようも大切。
それは前向きな心。他人を思いやる心。
どの様な社会的困難に見舞われても、みんなが励まし合い、協力し合いながら進んで
行く「共助の気持」さえ社会から失われていなければ、再び日本丸は万波をけって、
いつの日にか晴れ渡った大海原に到達出来る時代が来るのではないでしょうか。
たった一度の限りある人生。
自分の人生を規定する政治に真摯に、興味深く向き合いながら、「良かった!」と思
える日を1日でも多く積み重ねていきたいものです。
「♪しあわせは歩いてこない、だから歩いて行くんだよ・・」
明日の希望に向かって、共に元気に歩いて行きたいものです。
それでは良い年末を、良い新年を!
1年間の御厚情に感謝します。