MPP

10月から11月になって、何やらホッとした日々が続いています。
(と言っても、まだ5日ほどの経過ですが)
「何でホッとしているの?良い日和が続いているから?」と思われた方もおられるで
しょう。
その主な理由は「2つの会合(集い)の幹事役を終えたから」。
今回はそのあたりの話です。

一つは10月17日(土)に奈良県天理市内で開催した、天理高校2年時のクラス会。
同級生の人数は男女合わせて46名。
結論から述べると、この全国に広がる同級生の「名簿の作成及び出欠席の確認が大変
だった」ということ。
簡単にその事務手順を整理すると。
@ 前回、連絡先が不明だった者の情報収集
A 前回の出席者名簿の修正
 開催通知及び出欠席の返信用葉書の作成(葉書の表に返信先、裏に出欠席・通信欄
 等の印刷)
C 封筒への封入、宛名書き、切手貼り、郵送
D 返信葉書の整理(出席者、欠席者、連絡のない者、宛先不明者の区分)
E 連絡のない者全てに電話(特に前回出席者を重点に)
F 最終参加人数の確定
G 主幹事となる地元の友人に、会場の選定・人数予約を依頼
H 大阪在住の女性同級生に、恩師へのプレゼントの用意を依頼
I 主幹事と、会費、料理メニュー、当日の進行のあらまし、二次会会場の選定、奈
  良市在住の恩師(クラス担当)の送迎等を協議
J 出席者数分の名簿印刷

以上が事務手順でした。
当日の朝、品川駅から新幹線で京都に出、それから近鉄に乗り換え、途中、西大寺で
再び乗り換えて天理に向い、到着は開会1時間半前の午後2時半。
会場到着後、主幹事と座席の配置や進行などを確認。
恩師を始め全員が時間前に到着し、無事に開会となった次第。

会は2次会まで続き、懐かしい話が弾んだ会となりました。
ちなみに、46名の同級生のうち、出席者は11名(最遠は福岡県の者)、欠席者25名
(病気療養中の者、数名)、死亡者7名、住所不明者7名。
卒業後50年の歳月の経過をしみじみと痛感し、クラス会に出席出来る幸せをかみしめ
ました。

そして二つ目の会合は、10月31日(土)の昼から、青山の「NHK・青山荘」で開催した、
「第12回・一般社団法人東井悠友林の集い」。
まずは、12時から1時間ほどの健康講話。
講師は、当法人顧問の高久史麿氏(日本医学会会長)。
演題は「活き活き長生き健康のススメ(2)」。
国内外の最新健康情報を幅広く、ユーモアを交えてわかりやすく御講演下さいました。
続いて午後1時から3時までは、和室の大広間で恒例の懇親会。
和気あいあいとした、楽しいひとときでした。

この会はクラス会と違い、60名の会員(東京近郊に在住の者は約3分の2。
3分の1は北海道から山口県に至るまでの地域に散在)への連絡は電子メール。
だから出欠席の確認は比較的に楽ですが、やはり毎回、一定の数の未返信が出てきま
す。
そこで、時間を見計らって再送信したり、電話をしたり。
大体が返信を忘失していたか、メール未読の人。

以上が10月の二つの会合。
私は社会人になってから今日まで、大小の規模を問わずに会合の幹事的役割を数百回
(年に最低5〜10回として、50年間)担ってきましたが、昔からいつも感じることは、
たった一つ。
それは何か・・・。
前回のエッセイで述べた、元総理大臣・田中角栄氏の語録から、その言葉を引用しま
す。

「必ず返事は出せ。
結果が相手の希望通りでなかったとしても、『聞いてくれたんだ』となる。
これは大事なことだよ」

自分が好きなことを、好きなように行うために、自分の主義で担っている「マトメ役」。
その心の底にあるのは、MPP。
Mission(使命感)、Pride(誇り)、Pleasure(喜び)。

でも、とりあえず10月も終わり、当分ホッとする毎日を享受するのも、もう一つのMPP
かもしれません。

それでは良い週末を。