桜 よ 桜
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今年の東京の桜の開花は3月21日。 例年、開花の1週間後ぐらいが満開。 それが今年は、3月末に散り始める予想が見事に外れ、新元号発表の4月1日を過ぎても、 あちらこちらで桜の満開状況が続行中。 お蔭で、私は今日(4月11日)現在で「桜やつれ?」に。 それでは、この1週間のプチ・花見を記しますと。 ・4月4日(木)→ 中目黒のM歯科での受診の帰り、目黒川の桜並木を散策。 多くの人が溢れる中、桜は川面に向かって枝を一杯に伸ばして繚乱。 その後、帰路のついでに駒沢公園の桜を見て帰宅。夕食に赤ワイン・グラス2杯で花見の余 韻に乾杯。 ・4月5日(金)→ 朝9時に、配偶者とバスで世田谷区等々力に。朝の若い陽射しに映え て、そこここの桜が鮮やか。10時に、看板も何もない住宅街の大きな1軒の屋敷に。 ここは子供用撮影で人気の写真館。次男一家(妻、6歳の男児、3歳の女児)が休暇を取っ て、日本での七五三の前倒しをしに一時帰国。 この日は、この写真館で、3歳の女児を中心とした撮影。 様々な洋服や小道具でアングルを変え、100枚近い撮影が終了したのが12時。 女児は終始、3人の女性スタッフの見事な誘導で、様々なポーズと笑顔を持続。 「大したものだ」と感心していた私のほうが、クタクタ。 昼食は自由が丘の人気ピザ店へ。 息子たちはスパークリングワインを飲んでいたが、私はノンアルコール。 飲む気がしないほど疲れたので、パス。 その後、私だけ早退して青山の事務所へ急ぎ、人と会う。 帰りがけに青山霊園の桜を見てから帰宅。 ここの桜もいい。 谷中霊園にしろ、染井霊園にしろ、墓地の桜は見事。 夕食では八海山の本格醸造酒の熱燗を2本。 この味も見事。 ・4月6日(土)→ 朝から電車に乗り換え乗り換えし、早稲田大学の大隈講堂脇の大隈庭 園へ。 恒例の「悠友林」という法人仲間での花見。場所は大隈庭園。数少ない桜の木だが、こんも りした緑樹が良いコントラストを生み、満開の桜花の美しいこと。 昼食は12時から、庭園内にある「完之荘」で。 700年前の築といわれる飛騨高山の古民家を、昭和27年に移築したもの。 ここの座敷を借り切り、京料理で有名な「たん熊」の会席料理で、日本酒の冷を。 午後2時半に散会。 私は急ぎ、青山の事務所へ。 部屋のドアを開けると、A君の名刺がドアのポストから入れられていた。 退職の挨拶で来訪していたのだ。不在で申し訳なかった。 その後、目黒駅前の生鮮魚介が旨いと言われている和食屋へ。 午後5時半から、個室を借り切り、長男一家等も含め、我が家の総勢11名で夕食会。 私はもっぱらビール。昼の部が意外と腹に効いていた。 ・4月7日(日)→ 昼に二子玉川(ニコタマ)へ。 車窓から眺めると、家々の屋根の間に見える桜は、衰えるどころか、まだ真っ盛り。 今年の桜は驚異的。寒の日があったのが、桜を長持ちさせたのだろう。 これも結構な天の配剤と考えよう。 洋食を食べながら、生ビールをジョッキ1杯。 帰宅して、夕食には赤ワイン・グラス1杯。 この程度が、いい塩梅。 ・4月8日(月)→ 天気はややすぐれなかったが、あちこちの桜はまだまだ旺盛。 午後3時から5時までは、青山ツインタワーにあるNHK文化センターへ。 この日から新年度のレッスンがスタートする「ヴォイストレーニング・抒情歌を歌う」に参 加。 講師は国立音楽大学卒の女性声楽家。11人の受講生の中で、私だけ新参者。 2年前まで受講していた笠井幹男先生とは違った教法で、戸惑う。 終了後、ビル内の飲食店で、ヒレカツを肴に中生ビールを1杯。 帰路、家の近くの地区会館の桜が、街灯に浮かんで夜空を白く染めていた。 これほど長く咲き続けるこの桜を見るのは、上馬に引っ越して30年弱の期間、 初めて。 驚きだ。 ・4月9日(火)→ 午前10時にM歯科の再診で、中目黒に。 無事治療が完了し、気分も軽やかに再び目黒川沿いを歩いて、池尻大橋に。 そこのカフエ・レストランで、パスタと珈琲のランチを。酒はやめておく。 午後2時に青山へ出て、人に会う。それから上野へ。上野公園は物凄い人出。 東京文化会館から国立西洋美術館、東京都美術館、上野動物園などに続く園内の沿道には、 日の光に満ちた天空に向かって、あでやかに咲いている桜を見る人で一杯。 私は、日本を代表すると言っても過言ではない、老舗フランス料理店「上野・精養軒」へ。 ここで、午後4時からの「一般社団法人・メディカルライス協会設立パーテイ」が開催され ているから。 理事長は、長い間お世話になっている渡邊昌先生。 渡邊先生のご講演の後の着席懇親会では、美味なフランス料理(天ぷらの屋台も出ていた) を食しながら、純米吟醸酒部門でグランプリを取った日本酒や、伊勢志摩でのサミットで供 された日本酒などを冷酒で頂く。これらが文句なく旨い。 盛会が続いていたが、私は途中退席して、またもや目黒へ。 午後7時半に次男と待ち合わせの約束が。 土曜日の会食の時に手渡すはずのお祝い物を、渡しそびれたから。 手渡して帰るはずだったが、「30分」と時間限定して、次男と近くの「立ち飲み・ワイン バー」に。 そこで、軽く1杯ずつ飲んで、色々なことを話して別れる。 彼は次の日の朝のフライトで、一家で離日する。 そして昨日、10日。 朝からの冷雨。冬の様な寒さの中、次男たちは日本を離れ、桜花は冷たい風雨にさらされて、 長い桜の日々が終ったのである。 考えれば、昨日の雨は一つの区切りをつける、いい雨だった。 桜よ桜。あなたは素晴らしい千両役者。 来年も、日本国民に「束の間」の希望を与えておくれ。 それもこれも天気次第。 天気は、天の気。天然宇宙の気持。 日本が変な社会、ゆがんだ国にならずに進まないと、来年の天の気は、狂うかもしれないね。 桜の花言葉は「精神美」。 人の心が汚れてきたら、桜は咲かないかも。 まずは、平成最後の桜は素晴らしかった。 天に感謝。 桜よ桜。 あなたは美しい。 そういえば、桜のもう一つの花言葉は「優美な女性」 来年もよろしく。 それでは良い週末を。 |