〜 最近のことなど 〜
(社福)全国社会福祉協議会副会長
(元厚生労働省雇用均等・児童家庭局長)
高井 康行
最近、私にとってイベントになった二つのことを記します。
1 デジカメ
これまで、友人のオペラ・ミニコンサートに誘われる機会ごと、演奏者の希望に応じて
撮影をし、演奏した方に渡したり、フェイスブックにアップするなどしてきました。演奏
している方には、「自分たちでは撮れない」ということで喜んでもらえるし、こちらも手
軽な楽しみになっています。
最近、ハロウインで仮装する人々の報道が流れるようになりましたが、私も、飲み会を
兼ねるハロウインパーティに誘われ、今年は2カ所、3日にわたり参加してきました。仮装
は、飲み友達との話題作りになります。
さて、ミニコンサートにならい、今回のハロウインパーティでもデジカメ撮影をさせて
もらいました。しかし、室内撮影は結構気を遣います。フラッシュ撮影はできる限り控え
ないと興ざめするということもあります。一方、部屋のライトも様々で、写真のぶれや、
色合い対応が必要になります。
一眼レフやミラーレス一眼だと、シャッター音が気になるので、これも避けます。
まず、ぶれ対応ですが、最近のカメラは手ぶれ補正機能が良く、こちらは機材に任せる
として、問題は被写体の動き。オペラでもハロウインでも皆対象が動きます。
これは、シャッタースピードを速めに固定して対応します。次に、暗い場所では、露出
(写真の明るさ)を、最大にして更に露出補正をかけます。さらに、最近のデジカメは、
明るさへの感度(ISO感度)が飛躍的に良くなっています。手持ちのカメラでは、設定で
ISO12800まで自動で上がるということまで出来ます。
あとは、色具合。
室内のライトが様々ある中で、映しながら白っぽくて冷え冷えと見えるときは、ホワイ
トバランスを黄色みが出るように操作します。
あとは、シャッターチャンスを選んで、写すのみ。
ということで、一回100枚写したら、数枚いいのが撮れています。
今回も随分いいものが撮れて、先方も私も楽しい思い出となりました。
2 90分の話
仕事で会議の挨拶をすることもありますが、個人的に、90分話すように依頼されること
もたまにあります。昔一緒に仕事をしたことのある方からの依頼で、「何を話してもいい」
と言うので二つ返事で受けた件がやってきました。
市の福祉担当幹部に話してくれということですが、今の立場でこうした機会はこれまで
になく、新たに話す内容を考え、資料を用意しなければなりません。昔よくやっていたよ
うに、講演概要や資料の原案を誰かに作ってもらうとか、お借りするというのもできませ
ん。
今回は、話す内容と、資料収集、これがなかなかの作業になりました。私の場合、社会
福祉の分野が中心ですが、社会福祉といっても、介護、児童福祉、障害福祉など各制度と
も、どんどん動いています。審議会とか検討会をフォローするのは、結構な負担になりま
す。ただ、使える材料は、あちこちに転がっています。
90分だと、100枚前後のパワーポイントを用意すると、当方も安心して望めます。順番
に話していけば終わるからです。内容を詰めて、資料をつなぎ合わせ、工夫も加え、用意
しました。
こうして、一生懸命考えて行ったものは、それで終わりということはなく、自分の財産
として更に活用していけるのがいいところです。
終わってみたら、作業の苦労も良き思い出で、次の作業に進みたいと思うこの頃です。