本文へスキップ
一般社団法人 東井悠友林

〜健やかで明るい、
    悔いのない人生を送るために〜
         理事長 東井 朝仁



 現在の社会に欠けているのは「助け合い=共助」の文化です。国は財政逼迫の事情から、また企業は雇用者調整・賃金総額の抑制などを図る上から、国民・勤労者に「自己責任=自助」を求め、一方、国民は自己努力以上に国(政治・行政機関)に「公助」を要求する風潮にあるともいえます。これが日本の昨今の状況と言えるでしょう。
しかし、自助も公助も大切ですが、日本人の美徳としての「共助」も、とても大切なことと位置付ける必要があると思います。現代の自分本位の、殺伐とした希望と活気のない社会状況は、「共助」の精神がなおざりにされているから生まれた、と言っても過言ではないでしょう。
結果、社会の高齢化が進む中で、日常生活に困難を抱えてあえいでいる人や、心身を病んで苦しんでいる人や、孤独な日々を送っている人が、年々増加していると言えるでしょう。
そのことは各種の調査が明確に表しています。現代社会の閉塞感は、人と人との触れ合い、助け合いの文化が著しく欠落してきていることが、大きな要因だと考えます。

 このような日本社会の影の部分を改善していくことは、容易ではありません。まさに国が国家百年の大計を策定し、各般の施策を粘り強く推進していくべきものであります。
しかし、政治や行政に頼り切っているだけでは、いたずらに時間が過ぎて行くばかりです。
そこでまずは自分達で、たった一度の人生を心豊かに健やかに生きていく工夫と努力を、少しずつでも実行していくことが、賢明なことと考えます。
そのための一つの方策として、「心身ともに健やかに、仲間と共に心豊かな人生を築いていく」ことの趣意1点に賛同する者が集まり、平成24年に一般社団法人を設立いたしました。
一人ではできない事を、共に協力し合って行なっていく。そうした背丈にあった事業活動を積み重ねる中で、ささやかでも仲間の輪が広がっていくことを願っているのです。
たった一度の尊い人生。
ご縁がありましたら、ご理解とご協力をお願い致します。