「日米学生会議」3年ぶり交流 議論の成果を発表 米アナポリス 2022年8月25日 14時40分 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い活動が限定されていた日米の学生どうしの交流プログラムが3年ぶりに再開し、学生たちは、インド太平洋地域の安全保障環境が悪化する中、両国が果たすべき役割などについて、議論の成果を発表しました。 「日米学生会議」は、戦前の1934年に発足した交流プログラムで、宮澤元総理大臣や、キッシンジャー元国務長官など、数々の著名人を輩出してきましたが、ウイルスの感染拡大に伴い、2019年を最後に活動が限定されていました。 3年ぶりに対面式での開催となったことしは、今月初旬、日本から35人の学生がアメリカを訪れました。 そしてニューヨークなどで、アメリカ側の学生と3週間にわたって寝食をともにしながら議論を重ね、24日、東部メリーランド州アナポリスで成果を発表しました。 発表は、国際統治や教育、テクノロジーなど7つのテーマ別に行われ、中国が台湾周辺で挑発的な行動を繰り返す中、日米が協力して抑止力を高めることが重要だといった意見が出たほか、沖縄に駐留するアメリカ軍と地元の人たちとのコミュニケーションを強化すべきだといった提言がなされました。 実行委員長を務めた慶應義塾大学の山崎聡子さんは「コロナ禍を経験した代だからこそ、オンラインでも臨機応変に対応しながら準備を進め、むしろ充実した会議になったのではないかと思います。日米の学生がようやく対面で会って、自由に議論しながら親交を深めているのを見て、1年間の準備の苦労が報われた気がします」と話していました。 「NHK NEWSWEB」より引用 |
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